【トレーニング概要】
POTは、救急救命士を対象とし、救急現場における心肺停止前の傷病者に対する的確な評価や判断・処置を行うための業務遂行能力の
一層の向上を図ることに重点を置いたシミュレーション・トレーニングです。
POTには、救急救命士に心肺機能停止前の疾病傷病者に行うべき標準的な対応手順(アルゴリズム)の修得を目指したベーシック、
観察や病態推定の訓練を通じて病態識別能力の向上に特化したアドバンス、リーダーが受講者の考え方をうまく引き出す手技を深める
ファシリテーターの3種類があり、スキルトレーニング4では、ベーシックを体験することができます。
POTベーシックは、日本臨床救急医学会が策定しているPEMEC(症候別救急疾患病院前救護)のアルゴリズムに準拠しており、
PEMECの総論ともいえるもので、総務省消防庁の「緊急度判定プロトコルVer.3」との整合性も有し、
傷病者の多様な病態を迅速に判断して効果的な救急処置を行う標準的なアルゴリズムです。
このスキルトレーニングを通じて、近年増加している心肺停止や外傷傷病者以外の傷病者を対象とした標準的な救急処置と救護の流れを、
体系的かつ実践的に体験し、スキルの幅を一層広げてみませんか。